【生き物たちの気配】雪原歩くオスのエゾシカ

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牧草地や畑の冬は雪原となり、動物たちの足跡をよく見かけるようになります。しかし、いつまでも残っている足跡と違い、当の動物たちはどこかへ行ってしまった後のことが多いのですが、時々、昼間でも雪原の中を悠然と歩いている姿を見かけることがあります。

キタキツネなら黄色い毛皮が目立ちますし、タヌキなら黒い毛皮が目立ちます。エゾシカは、本州のシカよりも一回り大きいですし、夏は薄い茶色の毛色をしていますが、冬毛は黒に近い焦げ茶色なので、黒い塊が白い雪原を歩いている姿はなかなか迫力があります。オスジカなら、春には落ちてしまう角も頭についているので、さらに迫力が増します。

道路沿いで観察できたらうれしいですが、冬の道路は滑りやすいので、出来る限り車の往来の邪魔にならないようにすることが大切です。また、下草や広葉樹の葉も生い茂っていないので、視界は夏と違ってベターですが、急に道路に飛び出してくることも依然としてあるので、気を付けて運転していきましょう。

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