町内では、摩周第1展望台、摩周第3展望台と2つの展望台が摩周外輪山にありますが、今回は冬季閉鎖が終わる第3展望台をご紹介します。第3展望台は湖の西側中央当たりに位置し、湖を左右に広く眺めることができます。道路は冬季閉鎖され、ゴールデンウィーク前の4月下旬ごろ開通します。
毎年、行けるようになるのが待ち遠しい展望台ですが、開いたばかりの夕方に一度訪ねてみたことがあります。湖は無風で鏡となり、屈斜路カルデラに沈む夕陽に照らされた摩周岳や外輪山の影に沈んだカムイッシュ島が浮かび上がるようにその存在感をアピールしていました。
太陽が沈み切ると、ピンク色のビーナスベルトや地球影は湖の上空へ昇っていき、静かに夜が更けていきます。暗闇が広がると、星や月が夜空を飾ります。
霧が多くなり、何も見られなくなる夏と違い、春は景色が見られる可能性が高いので、開通したらぜひ、第3展望台からの摩周湖を見に出かけてみてはいかがでしょうか。
広報てしかが 2017年4月号より
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