川湯温泉はアカエゾマツという針葉樹の森に囲まれています。硫黄山の麓に広がるこの森の中でもある程度太い200年~300年のアカエゾマツを見ることができます。でも今回見てきたのは400年以上ではないかと言われているアカエゾマツで、硫黄山が最後に噴火する前からそこに立っていたのではないかと言われている木です。針葉樹は芯抜けしたように中が腐ってしまってそこまで大きくなる前に倒れてしまうものがほとんどなので、確かにこのエリアで見られるアカエゾマツの中では最も太いのではないかと思います。ただミズナラなど広葉樹のザ巨木と比較してしまうと、巨木としては見劣りしてしまうかもしれません。でもその長老の回りは幼樹がびっしりと生えてきていて、いつかは代替わりしていくのでしょう。今回、アカエゾマツの巨木を見れてよかったです。
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