【掲載】近年の摩周湖結氷状況 ー阿寒摩周国立公園名称変更へ向けてー

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今年は初冬からマイナス20度を下回る寒い朝が続きました。すると、気になるのが、摩周湖の結氷状況です。2013年に全面結氷した摩周湖はその後3年間、不凍の年が続いています。

独立行政法人国立環境研究所発行のパンフレットによると、摩周湖は“1月からの最低気温と最高気温から計算した数値がマイナス1200を下回ると結氷”するそうです。そこで、2017年1月1日からの数値を調べてみました。

2月下旬にその数値に達すると想定した場合、1月中旬までは凍る水準を維持していましたが、下旬からは上回るようになりました。過去の資料を見ると、3月5日に全面結氷した年もありますが、2月中旬現在、数値は大幅に上回り、今年は凍らないだろうと予想できます。それでも全面結氷した姿を期待せずにはいられません。

2016年3月は天候が安定した寒い朝だけ氷が薄く張った日もあったので、今年も同じような氷は観察することができるかもしれません。ぜひ、晩冬の摩周湖を見に訪れてみてはいかがでしょうか。

広報てしかが 2017年3月号より

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