暖かくなってくると、昆虫たちが次々と動き出します。昆虫は種類が多すぎて深堀りしていけずにいますが、それでも気になった昆虫くらいは少しづつ観察するようにしています。今回はそのなかでもよくモンシロチョウと間違えられる紋の無いエゾシロチョウを見てみたいと思います。
とある暖かな初夏の昼下がり。外を歩いていると、公園の中の低木の回りをたくさんの蝶が飛んでいるのを見かけました。何だろうと近寄ってみると、エゾシロチョウが飛び回っています。始めはその様子を見ていたのですが、ふと気が付くと、飛び回っている低木には大量に何かがへばりついています。何だろうとよく見てみると・・・
成虫になる直前の蛹がたくさん群がっているではないですか。撮影しようとファインダー越しにじっと見ていると、時々、ぴくっ!と動くのです。また、周囲を飛び回っている蝶たちが時々蛹たちの上に止まって休憩しようとすると、さらにぴくぴくっ!と例えようのないような動作をしてはまた静止します。
たくさんの蛹の中にはまだ幼虫から蛹になったばかりのような黄色のものもあります。蛹をよく見てみると、枝に体を固定するための糸もしっかりと観察することができました。蛹になる前に自らの糸で支えるのでしょうが、すごい生態ですよね。
そして成虫になったばかりの蝶は羽を広げて飛び立つ準備をしながらゆっくりと枝の上でじっとしています。そしてこの後、そんなことあるのか、という現場を目撃してしまいます。
なんと、成虫になって低木の周囲で飛び回っている蝶がまだ成虫になったばかりで羽を広げている最中の飛び立てない蝶に近寄っていき、交尾が始まりました。
これが普通なのか、この低木における幼虫から成虫になれる確率が高すぎたからなのか、密集しすぎていたからなのか、子孫を残すためとは言え人間社会から見ると、なんだかやるせない気持ちになる現場を目撃してしまいました。
今回はなかなか見られない姿を観察することができましたが、自然に対して気づいていないこと、知らないことがまだまだたくさんあります。それらを日々の生活の中でこれからも少しずつ垣間見ていきたいですよね。
エゾシロチョウもまだ卵や幼虫の姿を観察したことがないので、いつかまた目撃することがあれば記事にしていきたいと思っています。
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