早朝起きたときに、摩周湖が霧に包まれていることがあります。摩周外輪山の木々は霧氷が着氷しているだろうという条件なのですが、上空では低いどんよりとした雲が立ち込めています。
しかし、天気予報を見てみると、どの予報も朝から晴れ予報。こういう時は、必ず霧が晴れて青空が見えてきます。早速、歩く準備をしてスノーシューを持って摩周湖へ向かいます。
到着すると、展望台はまだ霧に包まれ、周囲の木々は霧氷がびっちりとついています。歩き始めると、予想通りだんだんと霧が晴れて青空が見えてきました。すると、今まで見えていなかった青空を映し出した摩周湖が顔を出し、木々の霧氷がとても美しいコントラストを創り出していました。
太陽が見え始めると、すぐに霧氷は散り始めます。その様子はまるで大きなダイヤモンドダストが舞っているかのような景色となり、キラキラと輝きながら、ハラハラと空を舞います。気温が上がると消えてしまう朝の幻、それが摩周外輪山の霧氷景色です。
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