川湯温泉を取り囲んでいるのはアカエゾマツの森です。川湯エコミュージアムセンターを起点にして、1周1時間程度で周回してくることができます。獣道のような散策路ですが、起伏も無く、針葉樹の森ならではのどっしりと鬱蒼とした森が広がっています。
アカエゾマツ
魚のうろこのような樹皮を持ち、うろこがめくれた場所が赤茶けているのが特徴です。樹高20mのその木は、すっと空に向かって途中で曲がることなく立ち並んでいます。足元に目を移してみると、至る所に、細長いマツボックリが落ちていて、倒木には幼樹がたくさん生えてきている姿を見ることができます。
ゴゼンタチバナ
つつじヶ原自然探勝路でイソツツジの花が見ごろを迎えている6月下旬、アカエゾマツの森では、ゴゼンタチバナの花が人知れず見ごろを迎えています。イソツツジの群落まではいきませんが、広範囲に広がっているので、イソツツジとセットで楽しみたいお花です。
8月も中旬から下旬になると、かわいらしい赤い実が足元に広がります。あまり色の無い森なので、白い花や赤い実は鮮やかに彩ってくれます。
その他の植物
コメント