1934年に阿寒国立公園が日本で2番目に指定されてから、弟子屈町は名称変更の要望を節目ごとに上げてきましたが、なかなか実際に変更まで至ることができませんでした。そして、83年目の2017年8月、ついに弟子屈町の悲願であった阿寒摩周国立公園への名称変更が行われました。
当初は様々なメディアが名称変更について取り上げていましたが、5ヵ月が過ぎた今、特に目に見える形で変化したものと言えば、国立公園の名前が入った看板類でしょうか。それらに「摩周」が追加されたことにより、摩周の名前があちこちで見られるようになりました。
しかし、今だにすべての看板は取り換えられておらず、パンフレットは刷り直されていません。国立公園内における自然景観の改善や国立公園に対する地元の意識なども急に変化することは無く、静かに時は過ぎています。
もちろん急に様々なことが改善されていくとは思っていませんでしたが、名称変更に伴ってどれほどの効果が生まれたのか分かりやすく目に見えないので、このままだと大きな変化は無いままなのでしょうか。一個人でできることはとても少ないですが、せめて、1年に1度くらいは摩周湖を訪れてみようと思うだけでも、何かが変わるかもしれません。
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