11月の下旬から急に気温が下がると東北海道の冬の始まりを感じます。すると、12月から1月上旬まで気になるのが、屈斜路湖畔で見られるしぶき氷やしぶきつららと呼ばれる氷です。そのフォルムは波しぶきの強さや水のかかり方、気温の寒さなどによって様々に変化し、一晩にして形が変わることもあります。
倒木を覆い隠すように凍っているものもあれば、ぶら下がっている枝から垂れる水が凍り、細長くなったり、太くなったりしながらつららが成長しているものもあります。雪が交じっていると、氷は白濁しますが、純粋に水だけが凍っていると、美しい透明な氷を観察することもできます。
今年の11月下旬は気温の低い日が続いていましたが、昨年よりもしぶき氷の成長が遅いように感じます。根雪になるまでに、日に日に成長していくしぶき氷を観察するのもいいかもしれません。
しぶき氷は湖畔のあちこちで見ることができるようになりますが、水辺なので非常に足元は滑りやすくなっています。十分に注意して観察したいですね。
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