季節の境目 秋から冬へ
10月も中旬になると屈斜路湖畔や川湯園地の広葉樹の葉が色づき、紅葉がとてもきれいに見られます。釧路はハンノキなど谷地に生える木が多いので黄葉が多く、知床は多くの針葉樹の中に広葉樹が生えているので、それはそれできれいですが、なかなか広範囲が紅葉になりません。両エリアに比べると、屈斜路湖畔はずっと広葉樹の林のため、思わず車を停めてしまうほど、赤や黄色、オレンジのきれいな紅葉が見られます。
例年、9月の下旬に大雪山では初冠雪がやってきますが、10月の中旬ごろ藻琴山に初冠雪が一足早くやってくると、山に被った雪と湖畔の紅葉を見ることができることがあります。この時期の雪は、太陽の光がサンサンと当たるとすぐに融けてしまうため、なかなか雪と紅葉のセットを見ることは難しいです。
10月も下旬になるとオオハクチョウが日本に渡ってきますが、紅葉と雪にオオハクチョウがセットになった景色を見られることは、さらに難しくなります。しかし、それら条件が揃うと、その3点セットが見られることがあります。秋から冬へ。季節の境目が目の前に広がると、後は雪が本格的に降ってくるのを待つだけとなります。
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