夏には一面ササ原となる摩周外輪山ですが、冬になると雪に覆われるため、その上をスノーシュー(西洋かんじき)で歩いて行くことができます。自分の足で歩いて、展望台とはまた違う角度の摩周湖を眺められるのは、雪の季節の醍醐味です。
夏には爽やかな“摩周ブルー”を見せてくれる摩周湖ですが、冬はとてもどっしりとした重たい青色となります。その青さは雲や雪の白さも相まって、より深さを増しているようにも見えます。もちろん日によって、見る人によって印象は変わりますが、いつも同じ色ではないはずです。
今年は阿寒摩周国立公園へ名称が変更されたこともあり、ニュースや看板類などでより摩周湖を意識することが多いと思います。そして今年だけでなく、来年、またその次と摩周湖を見続けていくことができるのは、他の誰でもない、摩周湖の近くに住む私たち地域住民だと思っています。
今年一年、広報てしかが裏表紙にて摩周湖の景色をご紹介してきました。まだまだ伝えたい景色はありますが、ぜひこれからは自分だけの摩周湖を見つけてみてください。きっと、摩周湖を通して縁が広がっていくのではないでしょうか。
広報てしかが 2017年12月号より
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