自然の中を歩きに出かけるとき、仲のいいグループで出かけるのか、ガイドをお願いするのか、1人で出かけるのか、など色々なパターンで出かけることになります。私自身はガイドをしていますが、私自身も他のエリアを訪問する場合、ガイドをお願いすることがあります。そこにもやはり、メリットデメリットがあります。
ガイドをお願いする際のメリットは、1人では気が付けなかったことや、自分の知らない見られる草木や鳥などの名前や生態、道案内、ケガをした際などの対応など、1人ではできないことを、ガイドに教えてもらったり、対応してもらったりできるということが大きく挙げられます。
デメリットは始めて会うガイドの場合、もちろん人と人ですから、考えや調子が合わない場合もありますし、プライベートでの対応ではない場合、他の参加者への配慮が必要な時もあります。そして基本的に安くないです。
高いガイドではプライベートで対応してくれたり、こちらの希望を聞いてくれたりしますが、安いガイドではボランティアで実施されていたり、剥離多売な商法で対応しているため、融通が利かなかったりします。なので、そもそも自分はどんなガイドをお願いしたいのかしっかりと見極めてからガイドを申し込んだほうがいいのですが、それが又難しいですよね。
私の場合、始めて訪れる訪問地の場合、見えている景色やその地の動植物を全く知らずに写真撮影するのと、少しでも知った上で撮影をするのとでは、写真に込められる想いが全然違うので、まずはガイドをお願いするようにしています。その上で、次は1人で歩きに行くことで、より深く自然を感じることができるようになります。
ただし、ガイドが同行しなければ、自由に歩きに行くことができない場所や、カヌーや岩登り、ダイビングなど特殊技能が必要な場合、何度も訪問したいのに、1人では訪問することができないのが、難しいですよね。お気に入りのガイドを見つけて、何度も訪問するしかありません。
とにもかくにも、私が思うガイドと一緒に散策することの、最大のメリットは、安全に短時間で多くの情報を吸収することができることにあると思っています。もちろん、ガイドだって間違えた情報を話してしまうこともありますが、それでも仕事として接していますので、日々どんどん修正しながら切磋琢磨していき、情報がスリムに分かりやすくなっていきます。
しかし、ガイドをしている際によく見受けられるのが、旅行で来られた方が隣の旅行者に話しかけて、間違えた情報をあたかも正しい情報であるかのように延々と話している姿です。旅行同士のコミュニケーションとしては微笑ましい光景ですし、それはそれで旅の思い出なので否定はできませんが、それでもガイドをお願いすることができるのであれば、できる限り正しい情報を入手したいですよね。
なので、ガイドにお願いしたから、後は全部お任せというよりも、自分が知りたいと思うことを一緒にフィールドに出かけて教えてもらうんだ、ぐらいの気持ちでガイドをお願いすることが、大切なのかなと、自分がガイドもするし、お願いもする立場として、言えることなのかなと思っています。
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