ここ数年摩周湖を見続けていると、摩周湖が結氷するための条件とは何だろう?と思うことがあります。もちろん気温が低いことは必須条件だと思っていました。2017年度は11月ですでにマイナス20度ほどまで下がる日が続いていたため、12月以降は暖かい日が続いていましたが、2月に入ってから結氷が始まりました。
2018年度は11月、12月とさほど寒い日は続かず、1月に入ってからも比較的暖かい日が続いていたため、正直に凍りすらしないのではないかと思っていました。しかし、強い寒波がマイナス30度にまで気温を下げた2月9日を皮切りに結氷が始まりました。その後奇跡的に風もほとんど無く昼間もマイナス10度くらいまでしか上がらない日が続いたために、4日後の2月13日の時点で9割ほどまで結氷しています。
しかし、よく考えてみると、寒波後に吹雪が来ていたら、昼間の気温がプラスになるほど暖かかったりしたら、きっとここまで結氷は進まなかったでしょう。そう考えてみると、2017年度の結氷は始めに一部分が凍ったのち、天候が不安定(風が強く寒さが緩む)だったため、1週間は全然結氷が進まなかっただけではなく、凍った面積がどんどん小さくなっていったと記憶しています。
ということは、意外と2月までの気温が結氷するかしないかに影響を与えているというよりも、2月中旬に天候が安定して寒い日が1週間ほど続けば摩周湖は全面結氷するのではないかという考えが私の中では強くなっています。今後も観察を続けていきたいですね。
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