【日記】ムーンナイト

日記 - Diary -

たまたま夜、買い物に出かけると、昇ってきたばかりの朱色に染まった月がとてもきれいに摩周外輪山の上にふわりと浮かんでいました。

そもそも、あまり雲行きはあまりよくありませんでしたが、こうやって夜空を見上げることができると、うれしくなります。夜出かけたからこそ見られた景色でした。

自然の風景って見たい見たいと思うほど、遠ざかっていく気がします。星空も、日の出も、月の出も、湖の結氷も、動物も、何もかも。

もちろん、見続けることで、この条件なら、ここで○○が見られるだろうと、予想を立てられるようになります。でもそればかりだと、面白くなくなってくるし、足元の小さな自然の移り変わりを見逃し始めてしまいます。

もちろん、自分もすべてを見ることができるわけではないし、意識しなければ見逃してしまうこともたくさんあります。自然環境って、すべてがそうなんだと思えます。素敵な森も歩く人が自然を楽しもうという意識がなければ、ただの森なんですよね。

きっとその時、その瞬間、目の前の現象を楽しめるようになれれば、曇天でも、霧でも、雨でも、台風でも、吹雪でも、何かしら新しい発見となる現象を見せてくれるようになるのでしょう。それらをどう意識するかが、大切なのになぁと思える夜の出来事でした。

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