せっかく考えたプログラムですが、そもそも参加者がいなければ意味がありません。ではその参加者を集める仕組みを次に考えていきたいと思います。販売方法には大きく分けて3つの方法があります。
自社のホームページで販売する
SNSやブログなどにより自社での情報発信が容易になった現代では自社のホームページを作り、そこで販売することは、信頼あるガイドであるということを実感してもらうためにもマストな方法です。もちろん始めたばかりの時はなかなか集客につながらないかもしれませんが、いずれリピーターなどが増えてきた時に効果を発揮し始めます。
特に旅行では現地を訪れてから現地でやることを決めるという方は稀です。旅行者のほとんどが大まかな行程を発地の時点で決めてから出発するため、行程を組んでいる時にガイドプログラムまでの情報を伝えることができなければ、大人数を対応しているプログラムでない限り、当日に参加までこぎつけられることはあまりありません。そのため、少なくてもホームページを随時更新していくことは必要となります。
しかし、そのホームページへ誘導するためのチラシやポスターなども効果があります。特に期間の短い旅行で始めて訪れる場所を一度ですべて回り切ることは不可能で、旅行中にこんなこともやっているんだ次回があれば参加してみようかなと思わせることも大切だからです。もちろんすぐに効果が現れるものではありませんが、やり続けることが大事でしょう。
AGTにて代理販売してもらう
自社での販売だけではなく旅行会社に手数料を払って代理販売してもらうこともできます。代売には、予約を丸々代理販売してもらうこともできるし、空きがあるかどうかを毎回確認してもらい代売してもらうこともできます。販路を拡大するために代理販売してもらうことがほとんどで、大きな規模で受入をしていれば、確認無しで予約を受け付けることができますが、小規模での受入の場合、すぐに満員になってしまうので、どこまで販路を拡大するのかは事業規模を見定めながら、営業に回るのがいいと思います。
NETAGTにて代理販売してもらう
そして店舗を持つ旅行会社だけではなく、最近は大手だけではなく、ネットで代理販売をする旅行会社や体験販売事業者も増えています。こちらもどこまで販路を拡大するのか、事業規模を見定めながら、営業に回ることをお勧めします。
販路を拡大しすぎると
そして、販路を拡大しすぎると、何点か注意しなければいけないこともあるので列記しておきます。
まず、予約受付でのミスが増えます。基本すべての販路でちがうシステムが使われているため、こちらで日ごとやプログラムごとの予約台帳にあらゆるところからの予約をアナログでまとめていかなければなりません。ここで予約漏れなどのミスが発生します。
また、受入数が多い時はまだいいのですが、受け入れられる数が少なくなると、満席になったらあらゆる代売にて受付を終了しなければならなくなります。遅れてしまうとオーバーブックなどが発生し、その対応に追われることとなります。
最後に、代理販売してもらうということは事前に直接参加者の皆さんと連絡を取り合うことができません。代理店さんの情報の提供不足など、直接ガイドを選んでご予約をいただきコンタクトを取ることができた参加者の皆さんとは、明らかにお互いの信頼度に差があります。そのために生じる課題も視野に入れなければいけません。
もちろん事業規模にもよりますし、そもそもガイドプログラムが販売できなければ意味はありませんので、そのバランスを取りながら、ガイドプログラムの販売を試行錯誤していかなければなりません。
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