明日の日本を支える観光ビジョンという大きな枠組みの中で、国立公園の「ナショナルパーク」としてのブランド化を図るために、2016年に阿寒摩周国立公園では国立公園満喫プロジェクトステップアッププログラムが策定されました。
その中では、2020年に達成すべき目標として、訪日外国人利用者数を15万人とすることが挙げられています。そのために、新しいソフトの開発や既存のハードの整備などが進められています。
現在、目に見えてその変化が分かるのがトイレや展望台などハードの整備です。ただ、やはり分かりづらいのはソフト面での進捗です。このフィールドを利用して提供できるサービスがソフトに当たると思うのですが、これは急に変化することは難しいのではないかというのが正直な感想です。
単に訪日外国人と言っても様々な言語の方が訪れます。最低限、英語での情報発信や現地での対応は必須です。しかし、自営で活動する自身の胸に手を当てて思いを巡らせてみても、現地に来てくれた方と英語で話すことはできても、英語での情報発信は実施することができていません。周囲を見回しても、コミュニケーションを取ろうとする心があれば、まだいいですが、それすら放棄してしまっている方がいるのが現状です。
だからと言って、訪日外国人は多くなっているのは肌で感じられるので、対応することを放棄してしまうことができるのかと言われると、そんな訳にもいきません。自分も含めてみんなで少しずつでも英語での情報発信や現地での対応をしていけたらいいですよね。
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