霧の摩周湖として知られる湖。でも、霧で全く見られないのは年間通すと多くありません。そんな北海道遺産としても登録されている摩周湖は、四季折々、朝から夜まで様々な場所から見ることができます。今回は、最も多くの方が訪れる夏の昼間、見る場所によってどんな風に見られるのかをご紹介していきます。
摩周第1展望台から
レストハウスやトイレなどが整備されていて、駐車場も広いので最も多くの方が訪れている展望台ではないでしょうか。
摩周岳、斜里岳、中島すべてを同じ方向に見ることができます。摩周湖の展望台の中では最も標高が低い場所にあるので、足元だと湖面が近く感じることができます。
摩周第3展望台から
第1展望台から5分ほど車で移動した場所にある展望台です。摩周外輪山の西壁のほぼ真ん中から湖を見ることができ、目の前に中島と摩周岳が並んだ景色を望むことができます。
展望台の中で最も標高の高い場所で、目の前が絶壁なので、湖面を見下ろすような感覚になり、近くに湖面があるような感じになります。
裏摩周展望台から
休憩所やトイレが整備されていますが、よく見るザ摩周湖という景色ではないため、訪れる方は第1展望台に比べたら少ないのでしょうか。
摩周岳がとても不思議な形で見ることができ、中島がとても遠く湖の真ん中にポツンとあります。斜里岳のようなきれいな山が目の前にないため、雲があるとダイナミックな景色になります。
摩周岳登山道から
第1展望台から摩周外輪山を時計周りに摩周岳へ向かって登山道が整備されています。登山道沿いでは摩周湖を見ることができる角度がどんどん変わっていき、展望台からでは見ることができない湖の形を見ることができます。摩周岳の頂上からだと、中島は見えないのですが、爆裂火口が足元には広がります。
西別岳登山道から
摩周岳の登山道から縦走もできる西別岳登山道からも摩周湖を遠くに望むことができます。第1展望台から摩周岳に登る途中で見える摩周湖と違って、別の山から山合の中に青い湖を見ると、少し不思議な感じがします。西別岳登山道は高い木が少なく空が広いため、広々とした景色の中で摩周湖を見ることができます。
摩周湖上空から
摩周湖は上空から見る手段がいくつかあります。麓からヘリコプターの遊覧飛行を実施しているときもあれば、女満別空港からセスナで遊覧飛行することもできます。展望台からは見ることができない湖を取り巻く環境を含め、全景を見ることができます。
マップ
さいごに
なかなか一度にすべてを回ることはできないですし、今回、ご紹介した摩周湖も季節や時間帯が変われば見せてくれる景色は全然違います。登山も含まれていますから、ご自分の体力に合わせて、見てみたいなという景色を見に行かれてみるのがいいのではないでしょうか。
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