日常に広がるストーリー
夏も折り返しになると、牧草が刈られたところから白や黒などのラップに巻かれた牧草ロールが広大に広がる土地にコロコロと置かれている風景を見ることができます。
南風が太平洋で沸き上がった霧を海から摩周外輪山の麓まで運んで来てくれるのですが、その霧が土地に潤いを与え植物の生長を促してくれます。そんな夏の牧草を牛は食み、長い冬の餌に備えて刈られた牧草がロールとなって、栄養を蓄えています。
とても日常的な、車を走らせていると車窓に何気なく見える風景ですが、こんなストーリーが隠されています。農業に携わったことは無いですが、その土地の天候によって、大規模に作られる作物も違い、その土地に適した方法で農業が培われているんだろうなと思いを馳せると、少し今までとは違った角度から風景を見ることができるのではないでしょうか。
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