摩周湖でも最も多くの方が訪れるのが摩周第1展望台です。その展望台から摩周湖を見て対岸正面にある山が摩周岳(カムイヌプリ)です。緑溢れる夏は展望台周辺の木々も青々し葉を茂らせ摩周ブルーを際立たせてくれます。しかし、秋にもなると葉を落とし、夕方にもなると、西に沈む夕日に摩周岳がほのかに赤く照らされるので、影に沈む摩周ブルーが哀愁漂う雰囲気を醸し出します。
ピークが2つありますが、右にあるピークが頂上となります。第1展望台から片道7.2キロの登山道が整備されていて、頂上まで歩いていくことができます。展望台からでも頂上付近は少しえぐれたような崖が見えますが、頂上まで行くとその崖を上から見下ろすことができます。
雨が雪に変わる季節でもあり、気温の低い日に低地で雨が降っていると、翌日に山を見ると雪化粧をしている時もあります。しっかりとした根雪になるのは、12月も下旬になってからなので、11月中は完全な冬景色になりませんが、季節の変わり目を感じることができる瞬間でもあります。
摩周湖の訪問者も少ない時期なので、静かに湖を眺めに行くのもいいのかもしれませんね。
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