落葉広葉樹の葉が落ち切ると、最後になる11月上旬に色づくのがカラマツの黄葉です。もともと北海道に無かった木で現在では防風林として農道沿いに植えられています。そんなカラマツ。摩周屈斜路エリアではあまり密に植えられている場所はありません。その中でも2か所ほどカラマツの黄葉を見ることができます。
1か所目は西別岳です。登山口から歩き始めるとすぐにカラマツの林になります。10分ほどですが、カラマツの中を歩いていき、がまん坂と呼ばれる坂を登っていき振り返ると、黄色く広がるカラマツの森が広がっています。
2か所目はペケレ山です。弟子屈の市街地から阿寒湖方面へ続く阿寒横断道路の途中にある山です。トドマツの森を15分ほど登っていくと、カラマツの森になり、黄葉を見上げながら歩くことができます。
標高が上がってくるとだんだん目線に黄葉が見られるようになっていきます。
さらに標高を上げていくと、カラマツの森の上に出てきて、すでに葉は落ちたダケカンバの隙間から黄葉を見下ろせるようになっていきます。
そして頂上付近まで登るとまたカラマツの森を見下ろすことができます。
摩周屈斜路エリアではこの2か所でカラマツの黄葉を見ることができますが、隣町中標津ではもっと多くのカラマツ林が広がり、黄葉景色を楽しむことができます。中旬になると葉も落ち切り秋が終わりを告げます。そしたら後は根雪になるのを待つばかりです。
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