【フリートーク】次の10年の目標

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昨年の11月で北海道に来てから10年が経ちました。長いようで早いようで。振り返ってみると様々なことが思い出されますが、それはまた別の機会に取っておくこととして、今回は最近思うことを徒然なるままに書き記しておこうと思います。それは私のこれからについてです。

10年以上前の私はまだ学生で自然の中で仕事がしたい、人前で話すことも嫌いじゃないので、自分も楽しめて、参加してくれる人にも楽しんでもらえる、自然の中で案内をする「ガイド」という仕事がしたい、という目標を持って来道しました。その姿は当時もっと漠然としていたとは思いますが、それでもありがたいことに人とのご縁に恵まれ、着々と自然の中で案内をするという仕事の深みへとはまっていきました。

そんななか、自分は何かに(例えば野鳥とか動物とか)特化した知識や能力があるわけでもないため、色々試行錯誤した結果、今では広く浅く自分の興味が向くままに自然とふれあい、そこで感じたことや知り得たことを案内するというサイクルの中にいます。

仕事ではまだまだ課題も多く、乗り越えなければいけないことはありますが、自然の中で仕事をするという来道前の目標を達成している今、ここでふと思ったことがあります。これからも参加してくださる皆さんには思い出に残るガイドを心がけていきますが、それでも次は何を目標に私は生きていこうかと考えるようになりました。

それはきっと私の想いや行動の先にあるはずで、この10年でできるようになったことや、今していること、生活と仕事両方で目指したいことなどを頭の中で整理していきます。

そこで何となく最近気になっていたことが、次の目標となるのではないかと気が付きました。それは、ガイドやメープルシロップ、写真撮影が今の主な活動ですが、これらが現在、自宅兼事務所からの発信となっており、気軽に訪問できたり、人が集まって仕事ができる場所として機能していないことでした。その場所がないのです。

そこで、次の10年は自然の中で仕事や生活をしていくための自分らしい「場所作り」を目標にしていきたいと思います。どんなものができるのか、そもそもできないのか、全く想像がつきません。ガイド小屋なのか、ギャラリーなのか、シュガーハウスなのか、そもそも全然違う形の何かなのか。

10年前の自分が、今の自分のようなガイドになるなんて想像できていなかったのと同じように、今はただ漠然と思い描いているだけのものですが、これからもきっと起こるであろう人生の基点となる出会いや出来事がきっと今の僕を10年後の僕へと導いていってくれることでしょう。

肩肘張りすぎてもこういうのは上手くいかないので、あるがままでこれからも生きていこうと思う2021年の新年なのでした。

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