北海道は雪国のため、春は雪が融けて一気に芽吹き、短い夏を生き物たちは精一杯生きて、秋は広葉樹が最後の輝きを見せ、雪に閉ざされた長い冬がやってきます。その土地柄ならではの気象条件があり、天候に準じて植物や動物たちが生活しています。
もちろん人間の意向とはまったく関係なく、季節は巡るので、春が来るね。冬が来るね。と、必ず誰しもが季節を感じていると思います。それを少し深堀して、自然散策では、マクロからミクロまで、その一瞬一瞬でしか見られない事象を、散策しながら目で見て聞いて感じることで、より季節の移り変わりを感じることができます。
それはきっと些細なことでもいいと思っています。葉が落ちた木々に朝陽が当たってきれいだと思ったり、足元に咲く小さい花がかわいいと思ったり、鳴く鳥の声が下手だと思ったり。1年を通して接することで、まずは自然との付き合い方や向き合い方が少しずつ変わってくるのではないかと思っています。
もちろん、日々の生活の中で、なかなか時間が取れなかったり、疲れて出かけるのが億劫になったりすることもあるでしょう。でもだからこそ気負わずに、まずは身の回りの季節の移り変わりを意識して感じてみることで、違った世界が見えてくるのではないかと思っています。
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