弟子屈町の名木は自然の中だけで選定されているわけではなく、弟子屈の市街地内でも選定されています。なかでも釧路川の河川敷に回りの木にまぎれるようにヤチダモが立っています。湿潤な場所で自生する木のため、釧路川の隣で仰ぎ見られるのが木の特徴を表しています。
市街地でもすべての場所で除雪されているわけではなく、冬になると葉も落として、訪れる人もなく、ひっそりとたたずんでいます。
市街地の河川敷では、ヤチダモのある対岸はとても冷え込んだ朝には、木々が霧氷で輝くのですが、風のいたずらなのかヤチダモのある側は霧氷がつきません。2017年に訪れたときは、薄っすらと明るくなり始めたとき、霧氷の着かないヤチダモを慰めるかのように月が見下ろしていました。
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