【自然散策のススメ】自然を見続けること

今まさに目の前にある自然をその背景含めて楽しむことができるようになってきたら、まずは興味があるものや出たもので構わないので、その自然を見続けることをしてみるといいのではないかと思っています。日々自然は移り変わっていくものです。

私たちはどれだけ情報社会になってきたからといっても、次々と変化していく目の前に出会うことができた新しい事象を、自然の中ではすぐにその場で知ることができません。

1か月前には咲いていた花が、もう種になっていたり。1週間前には落葉していなかった木が、もう落葉してしまっていたり。1日前にはあった氷が、もう流されていってしまったり。1時間前にはあった雲海が、もう消えてしまっていたり。一瞬前まで見えていた摩周湖が、霧に包まれてしまっていたり。初めて見るものが未来にどうなっていくのかは、時間を経ることでしか知ることができないのです。

これが四季になり、1年になり、数年になり。それらを積み重ねていくことで、自分の好奇心や興味を満たしてくれるようになっていきます。それは期間にすると、とても長いようですが、興味の対象は無限に出てくるので、分からないものは分からないままにするということを積み重ねながら、自然を見続けていけば、いづれ答えが少しずつ見つかっていくものです。要は自分の中の興味や好奇心を持ち続けることが大事なのかなと思っています。

北海道はどうしても「観光としての自然」という見方が強くなってしまいますが、もっと「身近な自然」としての見方ができるようになってくると、きっとどこへ行っても同じように考えて行動できるようになってきます。北海道の自然がそのきっかけになってくれたらいいなと思うばかりです。

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